ビックリマン風シールにゃんこ先生のデータづくり
- 2020.03.08
- ●同人活動-ねこぱんち本舗 夏目友人帳にゃんこ先生
- コミケ, シール, にゃんこ先生, 作る, 原稿, 夏目友人帳, 画像
こんにちわ、広告漫画家・似顔絵師 さや☆えんどうです。
コミケの準備でビックリマン風のシールを作りたくて、データを作っていました。
いわゆるコミケ原稿ですね。
作っているところ
下絵を取り込んで線を引いたところですね。
色を塗って完成。
この辺までは、結構ブログにメイキングを載せているので割愛します。
キラキラシールは入稿の時なにをやっているの?
うちはビッ●リマン風似顔絵シールを作るサービスを出していますけど… これねー↓
キラキラシールの入稿データづくりは、一度もお見せしたことがないので、ご紹介します。
シールのサイズのテンプレートやガイドラインの引いてある、テンプレ用のaiデータを使います。
実は今はない、昔使っていた印刷屋さんのテンプレートそのままなんです…
(個人がサイトから入稿できる印刷屋さんはテンプレートを配布してくれています。)
自分で一からトンボを打つよりだいぶ便利です。
このテンプレに、完成したAiデータをコピー&ペーストします。
このままだとでっかいの、テンプレートサイズに縮小します。
縮小が完了したら今度はテキストを選択します。
印刷屋さんに出すには、文字を「ラスタライズ」していないと出せないんですね。
ラスタライズすると、文字が変更できなくなりますが、かわりにパスでできた塗りになり、端点をいじって形を変えたりできるようになります。
今回は別に形は変えないですが…。
キラキラシールならではのデータが必要
キラキラのシール印刷は、そのまま印刷すると、下の模様が透けてしまうという弱点?があります。
そこでまず、印刷範囲より少し小さいデータを白で印刷をして、その上から本番印刷すると、くっきり見える、という方法で印刷しています。
つまり、印刷データよりちょっと小さいホワイトのデータを作って、一緒に入稿しなければならないのです。
キラキラシールの特性を逆手に取ったアイデア
さらに今回は、金色の縁起のいいにゃんこ先生にしたいので、あえて金色のシール台紙を選び、むしろわざと透けているところが多いデータにしたいと思っています。
そういう戦略もありなんですね。
本物のビックリマンシールでも、半分透けているシールがあって、計算して作ると、逆にレア感があるんですよね。
ホワイトデータ試行錯誤の過程
とりあえず、元のデザインをコピーして、線画などのみにしてみます。
元データをすべて統合してから塗りにしています。ここまではいつものホワイトデータの作り方ですね。
ホワイトデータは印刷サイズより一回り小さいので、塗りをコピーした後1pxの線にします。
その線を塗りに変更してから、黄色い塗り部分を、「前面オブジェクトで型抜き」で線のかかっている部分を塗りからカットします。
このように、元データより半px内側に入った塗りができました。
黒いのは、印刷屋さんのルールで「ホワイトを100%で印刷するので、ホワイトにする範囲をk100%の色にしたデータで入稿してください」という…
わかりづらいですかね
ホワイトなのに黒100%の色にしてください。という混乱しやすい指示があるので、それに合わせて黒くしています。
そして最終的には、入稿する印刷屋さんのテンプレートに貼って、入稿データの完成です。
印刷の申し込みをしたら、これをサイトでアップロードします。
最後にまとめ
ということで、コミケに受かっていれば、出せるシールのデータができました。
コミケ自体が、コロナのせいで開催できなかったらどうしようと心配していますが…。
入稿データの作り方、ちょっとめんどくさいと思いませんか?
うちで入稿まで全部できますので、わからなかったというかた、ぜひご依頼くださいね。
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