商品の歴史をアピールする方法02漫画小冊子
こんにちわ、広告漫画家・似顔絵師 さや☆えんどうです。
漫画・イラスト・似顔絵の
ビジネスへの使い方を研究する、
「広告まんが研究会」のお時間です。
この記事では、
えんどうが出会った、
他の方が書いた、
他社さんのビジネス利用作品をもとに、
絵の役立て方を考察します。
ちなみに前回は
●限られた予算で子供向けのオマケをつける方法01
絵合わせ・文字合わせカード
https://sayaendohonpo.com/ad-cartoon-research01/
でした。
今回の例は商品についていた冊子の漫画
今回は
●本家西尾八ッ橋
https://www.8284.co.jp/
京都に行った両親がお土産に買ってきてくれた、
八橋の箱に入ってた、
手乗りサイズの小さな漫画冊子です。
サイズ:A6(A5を二つ折り)全8P
内容は八橋というお菓子が出来た歴史、
世界的な賞を受賞した経緯の主に二つです。
回想シーンのように、
時代をさかのぼって物語を見せており、
一部時代劇のようです。
漫画小冊子のメリット
以前から、
商品に他の商品のパンフレットをつけることは
ありましたよね。
では、パンフレットでなく、
「漫画」をつけるメリットはなんなのでしょうか?
1.売り込み感が減る
いかにもな「宣伝チラシ」では一読もされずに
捨てられたりします。
漫画だと物語がありそうで、
とりあえず読んでから判断する人も多いです。
少なくとも一度は目を通すと考えられます。
2.漫画なので長いストーリーを伝えやすい
漫画はたとえ広告に使われても、
大抵何か物語があるものです。
逆に言うと、物語があるものが
漫画に適しています。
「歴史」「開発秘話」など、
知ってほしい面白い話を語れます。
3.漫画なので読みやすい
活字が苦手な人も多いです。
文章だけでなく、
絵や図があるだけでも、
格段に読みやすくなるのは、
ご経験があるのではないでしょうか?
「文章は苦手でも漫画は読める」人がいる上、
大抵「本を読む人は、漫画も読める」ので
漫画にした方が、
同じ内容を文章で説明するより、
読む人が多くなると思われます。
漫画小冊子のデメリット
逆に漫画をつけるデメリットはなんでしょうか?
1.ただ印刷するだけでなく、折ってホチキス止めする分のお金がかかる
印刷所で有料でこういう作業をしてから、
納品してくれます。
便利ですが、その分の代金はどこでもかかります。
デメリットは、この一つくらいでしょうか?
漫画をどう使うか
冊子が小さいので、
描き手は、
絵に対して文字が大き目でないと
読みにくいものになる可能性があります。
出来るまでの物語がある商品、
改良に失敗してはチャレンジして成功した経緯がある商品は
漫画にすると起伏があって楽しんで読んでもらえるでしょう。
消費者教育という言葉がありますが、
メリットだけでなく、
バックストーリーを知ってもらうことは、
より商品に愛着をもってもらえることにつながると思います。
なぜ八橋は漫画を起用したのか
八橋のような古くからあるイメージの商品は、
漫画をつけることにより、
「時代にあわせようと頑張っている」
ようにも見えて、好印象に感じます。
これがもし
「八橋のゲームアプリをつくりました」だと考えると、
開発費もかかるし、
最先端すぎて「古き良きイメージ」を
壊す方向にそれてしまいそうな気もします。
既存の「古くからある」イメージを大切にするなら
漫画あたりが妥当なのかもと思いました。
最後に要約
商品に、漫画の小冊子をつけて
その商品のバックストーリーを知ってもらうのは、
案外デメリットはないし、
既存のイメージも大切にできるといます。
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